2012年3月3日土曜日

書き手は戦々恐々?の「誤植.jp」 ⇒ 見方を変えれば、ソーシャル・レビューサービスになるかも??

ちょっとした気付きは、共有して、まとめるとコンテンツになってしまう。そんなものの一例がこの「誤植.jp」でしょう。サイトの内容以上に、ニュース記事や本を書いている人たちは大変なんだなぁ、と感じる面のほうが強いですが。




  誤植.jpとは? ⇒ 印刷媒体の誤植(誤字・脱字・誤謬・DTPミスを含む)を書き留めるサイト
本や新聞の誤植に気がついたら、それを登録して共有する、という非常にシンプルなコンセプトのサイトです。大きく以下の5つのジャンルに分かれており、個別に出版社や書籍名などを登録して誤植を報告する仕組みになっています。
 ・新聞
 ・雑誌
 ・書籍
 ・コミック雑誌
 ・コミック

サイトの説明にも書いてありますが、基本的には活字が好きな人が気になったことを共有する、ということが目的。副次的な効果としては、ニュースや本を書いている方々に対して“ちゃんと見ているんだぞ”という読者からのプレッシャーを伝えられる、といったところでしょうか。


  発展させれば、ソーシャル・レビュー・サービスに?
現状は単に、誤植の気付きを共有するだけのサイトですが、もしここにビジネス的な要素を組み込んだらどうなるでしょう。

たとえば、

○誤植を見つける側
 ・誤植を見つけるとポイントがもらえる
 ・溜まったポイントはAmazonのチケットなどと交換できる

○誤植を見つけてもらう(記事などを提供する)側
 ・誤植1つ見つけてもらうのに必要な金額が○○円と設定してある
 ・上限金額(1万円など)を指定して、その金額内で誤植を見つけてもらう

なんてサービスが成り立つかもしれません。ソーシャルの力をつかって文書をレビューしてもらう、ソーシャル・レビューサービスです。どんなひとが使うかというと、たとえばブロガーであったり、個人で電子書籍を出版する人であったり、レポートを書く学生であったり(悪用はダメですが)。

誤植を見つける側の人は、そのバックグラウンドや誤植を見つけてきた実績に応じて金額設定(誤植1個を見つけた場合の報酬=記事提供者側が支払う金額)が変わる、という要素をいれても面白そうです。応用すれば、
 ・事業企画書 ⇒ 経営コンサルタントがチェック
 ・契約書 ⇒ 行政書士や弁護士がチェック
 ・経理関連書類 ⇒ 税理士や公認会計士がチェック
 ・システム設計所 ⇒ システムエンジニアがチェック
なんて具合に専門分野の人たちにチェックしてもらえるようなサービスに発展させられるかもしれません。SNSをつかった一つのビジネスアイディアが膨らみます。



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